生じるいかなる損害に対して責は負いません。参考にされる方は、自己責任でお願い
します。
Nexus7(2012モデル)を購入してから、rootをとってAndridアプリStickMountを使用して、USbメモリの接続やワンセグチューナーを利用してきました。
常にUSB変換モジュールをつけたままカバンに入れて持ち歩いたり、パソコンと接続するために
ケーブルの抜き差しを繰り返したためか、徐々に認識しない不具合が出始め、充電もごまかしごまかしでやっていましたか゛、ついに完全に認識しなくなりました。
充電はドックからできるので、通常の使用には問題はないですが、USB機器を接続できないのは不便なので修理することにしました。
製造元のASUSに修理依頼すると、新品を購入できるぐらいの費用が掛かるようです。
ジャックくらい自分で交換できないかといろいろ調べてみると、修理用にモジュールが入手できることが分かったので、自分で交換してみました。
忘備録として記録しておきます。
■ 交換モジュールの入手
ネットで検索して、こちらを見つけましたが、在庫切れでした。
こちらでは、コネクタだけでも販売しており、実際に交換の手順も公式ブログに写真付きでアップされており、じぶんで半田付けしようかと思ったのですが、取り付けてある基板が薄く、結線パターンも極細でかなり難易度が高いのであきらめました。
さらに検索していたら、中国のAlibabaで入手されたkumacchiさんのサイトを拝見したので、参考にさせていただき、早速、Alibabaが運営するAliExpressで注文しました。
ALiExpessのサイトでnexus7 usb portと入力して検索すると、たくさん見つかります。
AliExpressは、中国の色々な会社が出展していて、1個から販売してくれるところから3ないしは10pcsとまとめ売りだったり、価格・条件はまちまちです。また、送料無料の表記が多いですが、ほとんどがHongKong post air mail利用で到着まで2週間から1ケ月前後とかなり時間がかかります。オプションでDHLを選択すると+16USD前後となりますが、納期は1週間未満に短縮されます。初めての利用で不安もあったので、評価の高い出品者を選びDHLで発注しました。5日で送られてきました。なお、AliExpressへの問い合わせは24Hリアルタイムのチャットで行われます(日本語不可)ので、ちょっと汗かきます。クレジットの引き落としになりますか゛、商品到着後、サイトで承認しなければ、すぐに引き落とされることはありませんので、返品などが生じたときは少し安心です。(承認を保留すると23日後に自動で引き落とされるので、返品などはそれまでに手続きが必要)
■モジュールの交換
◇NEXUS7の裏蓋を開ける
フレーム(シルバーの所)と裏蓋(黒い所) の溝に爪や薄い金属板などを差し入れ、隙間を広げます。ドライバーなどはフレームや蓋を傷つける恐れがあるので、使用しない方がいいでしょう。少し開いたら、後はゆっくりと蓋を引きはがしていきます。
◇電源ケーブルを外す
矢印の方向にゆっくりと真っ直ぐに引き抜きます。ケーブルや接点を傷めないよう注意します。
◇スピーカーモジュールを外す
矢印で示した3ケ所のねじを外します。とても小さなねじなのでなくさないよう注意します。
◇USBモジュールの取り外し
先ほどのスピーカーモジュールを持ち上げずらします。スピーカーモジュールの右端にはスピーカーコードがあって写真のシールド板(銅)の下にプラ グで接続されています。ケーブルの被覆を傷つけたりプラグが外れないようやさしく扱ってください。スピーカーをずらしたらオレンジの矢印で示した4ケ所の ねじを外します。
ねじを全部外したら、USBモジュールは、左のイヤホンジャックとケーブルで一体のモジュールになっ ていますので、 フレームに接している辺を少し上に(2~3mm)持ち上げてから、手前方向にゆっくりと真っ直ぐ引き抜きます。(矢印方向)写真ではわかりづらいですが、 USBジャックの上端側は本体からリボンケーブルが 差し込み式のジャック(白色)につながっています。ケーブルと接点がデリケートなので、最新の注意を払います。
◇新モジュールの取り付け
下が、取り外したモジュール。上が新しいもの。新しいモジュールにはイヤホンジャックのカバープレートがありません。古いモジュールからはがして、 極薄の両面テープで新モジュールに貼り直します。次は本体への実装になります。まずUSBジャック側のケーブルジャックに本体のリボンケーブルを真っ直ぐ 挿します(黄色の矢印)。くれぐれもケーブルを傷めないよう慎重に進めます。挿せたらモジュールをもとの位置に収めます(緑の矢印2ケ所)。このままでは ケーブルが浮いた状態になっていますので、本体側に織り込みます。(桃色の矢印の箇所=ケーブルのライン印字を目安に箱型になるように)
◇組み上げ
USBモジュールの4ケ所をねじ止めし、スピーカーモジュールを持ちの位置に戻します。スピーカーモジュールの3ケ所のねじを締めます。あまり強く締めるとスピーカーモジュールのフレームを壊してしまいますので、軽めに締め付けます。電源ケーブルを真っ直ぐ挿しこんで裏蓋を閉めれば完成。無事USBケーブルを認識し、充電もできるようになりました。